緒川千世先生のやまない不幸の終わらせ方が発売されましたね!
「やまない不幸の終わらせ方」は、何でも完璧にこなす烏童隆之と、彼と真っ直ぐに向き合う清竹の長年の片想いを実らせたBLラブストーリーです!
8年という長い片想いがようやく報われた隆之ですが、あの後どうなったの?まだ隣同士に住んでいるの?
こちらの記事では「やまない不幸の終わらせ方のネタバレや感想が気になる」という方に向けて内容をご紹介していきます。
やまない不幸の終わらせ方のあらすじやポイント
長年の片想いの末、手に入れた奇跡を大切にしていこうと決めている隆之の決意がよく現れています。
また、清竹との関係も良好で安心したところに出てきたのは家族問題です。
付き合って行く上で重要な問題ですものね…。
果たして二人はこのまま付き合うことができるのでしょうか。
やまない不幸の終わらせ方のネタバレと感想
それでは、ネタバレに入っていきたいと思います。
仕事もこなし、付き合って4年が経過した二人
8年という長い片想いが実り付き合って4年目を迎えることを隆之は奇跡だと思っています。
職場でも完璧なため、周りからの信頼も厚い。
そのことを後輩に問われると隆之は自分達を否定する人間が出てきた時に戦うためだと言います。
後輩に清竹との会話を聞かれたことで、もしかして付き合っているのではと言われた瞬間、隆之は他の人に言えばどんな手を使っても潰すぞ、と脅しをかけます。
そして隆之は家に帰り、隣に住む清竹と一緒にご飯を食べ、抱き合います。
幸せを感じる隆行は絶対にこの恋愛を守ると誓います。
8年という片想いからの両想いなので、絶対に手放したくないという気合が凄いです。
絡まれた後輩は大変ですが、相手が悪かったとしか言いようがありませんね。
隆之の世界は清竹とそれ以外で出来ているということがよくわかりました。
隆之の親に関係がバレてしまう
清竹と二人きりで旅行に行く予定が、なぜか弟カップルとも一緒に行くことになります。
旅行先で楽しんでいると、弟から聞いたと親も旅行に来ていました。
そして、その場で清竹を友達と紹介してしまい、隆之は落ち込みます。
その後、このままではいけないと清竹と親が話している時に付き合っていることを示す隆之。
しかし弟たちはすでに親に紹介済みだということを知り、自分の考え過ぎだったと安堵するのでした。
親にばれてしまうのですが、烏童家はおおらかな感じで安心しました。
今までの恋愛とは違い、慎重になりすぎてしまうのは仕方ないですよね。
それだけ、隆之の本気度が伝わってきます。
清竹の家族にも関係がバレて決断を迫られてしまう
清竹の母親が倒れ、清竹は実家に戻り隆之も見舞いに行きます。
そこで清竹は隆之を家族に恋人だと紹介したいと言い、隆之も覚悟は決めていると返します。
ですが、そのタイミングで母親に早く結婚して孫を見せてほしいという話をされてしまい、そのまま隆之は家に戻ろうとします。
そして清竹の姉にもここはそういう価値観が残っているから弟に家族を捨てさせないでほしいと言われてしまいます。
清竹は自分が隆之を捨てると思うのかと問い詰め、隆之は清竹がそう思うのならと言い二人は距離を置くことになります。
悲しいけれど、諦めるしかないのかと思う隆行ですが、清竹が見合いをすると弟から連絡がきます。
焦ってその場へ行き、別れていないのに見合いするのかと怒鳴る隆之ですが、これは清竹が打った芝居でした。
見合い相手は三城が女装しており、二人で話し合えとホテルの部屋の鍵を渡されます。
そこでやっぱり別れたくないと泣きだす隆之に最初からそう言えと二人は抱き合います。
すでに清竹は母親に隆之のことを伝えていて、わかったとだけ言われたと言います。
そして二人は一緒に暮らすことを決めるのでした。
隆之との対比でかなり重い展開でした。
家族に別れてほしい、家族を捨てさせないでほしいと願われるのはキツいですね。
でも、清竹は隆之のとの生活をとったということで二人の恋愛は続いて行きます。
やまない不幸の終わらせ方の感想まとめ
このシリーズも4冊目になるのですが、とうとう家族の問題まで来ました。
隆之の執着がひどい代わりに両親はあっさりと、逆に清竹の家族はかなり重めに描かれていましたね。
そして清竹自身、隆之の動向次第で別れを選ぼうと思っていたという発言も飛び出したり、付き合った後に起きる問題が詰め込まれていました。
同時収録は弟の彼氏である三城の家族問題でしたから、当人と家族というところに焦点が当たった一冊でした。
隆之は本当に清竹が好きすぎて、清竹と話す時だけフニャっとした笑顔になるので差が激しぎますね。
もっと言葉にしたらいいのに、と思いつつも出来ないからこそ8年も片想いしていたのでしょうね。
不定期連載なので次の話が描かれるまでは4人が平和に暮らしているんだなと思っています。
みんな仲良い話でまとまっていたので良かったと感じる内容でした!
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