汀えいじ先生の鮮烈デビュー作、歌舞伎町バッドトリップ1巻が発売されました!
「歌舞伎町バッドトリップ」はドSな本性を隠す人気モデル・陽川泉輝と、人の心が読める№1ホスト・美山徹がおりなす、色気と愛たっぷりなBLラブストーリーです。
ソフトなSMとなっていますので、痛いのはちょっと…と思う人でも読みやすい作品となっています。
作画も美麗で、デビュー作とは思えない完成度です。
こちらの記事では「歌舞伎町バッドトリップのネタバレや感想が気になる」という方に向けて内容をご紹介していきます。
歌舞伎町バッドトリップ1巻のあらすじやポイント
目を合わせると人の心が読める美山徹は、歌舞伎町の№1ホスト。
ひょんなことから大ファンの陽川泉輝に出会ったことで、2人は急接近していきます。
徹が出来心で泉輝の心を読むと、そこには弄ばれる自分の姿があって…!?
Mではなかった徹が泉輝と出会って、徐々に目覚めていく姿は必見です!
歌舞伎町バッドトリップ1巻のネタバレと感想
それでは、ネタバレに入っていきたいと思います。
知ってしまった憧れの人の秘密
ホストとして働く美山徹には2つの秘密があります。
1つは目を合わせると相手の心が読めるということ、そしてもう1つが「陽川泉輝」という人気男性モデルの大ファンであるということです。
ある日、徹は偶然にも本物の陽川泉輝と出くわします。
タクシーが捕まらない様子の彼を車に乗せて送りました。
その時のどこか意味深な泉輝の言葉に徹は悶々としてしまいます。
そんな中、店でのお客さんとの会話で、徹は男にも人気がある、という話に。
徹は、「他の男とは絶対嫌だけど、泉輝さんならむしろ良い・・・」と赤面します。
この時点ですでに泉輝をそういう目で見始めているんですね。
二人で食事に行った時、徹は思わず泉輝の心を読んでしまい衝撃を受けます。
「かわいい、かわいい」という内容から、心の声はどんどん過激になっていき、調教するようなドSな妄想まで出てきたのです。
徹は憧れの人である泉輝にそういう趣味があったことに動揺します。
しかもまさか自分が下であるとは思わなかったようです。
体格で見れば徹のほうが大きそうなので、自分が攻めるほうだと思っていたのでしょう。
憧れの人と恋人に
性癖に引きつつも、会ううちにどんどん距離が縮まっていく2人。
泉輝があれ以来、過激な妄想をしなかったことも大きいのかもしれません。
泉輝の撮影を見に来た徹は、なぜか撮影に参加することに。
打ち上げを2人で抜け出し、家で飲み直しながら、徹と泉輝はお互いに思いを打ち明けます。
酔っているからか、雰囲気がとてもしっとりとしています。
ここの泉輝のセリフは心の声と実際の声が被るように書かれていて、心が読める徹ならではの演出となっています。
雰囲気のままキスをしていると、いつの間にか腕が縛られていて驚く徹。
怪しい雰囲気を醸し出す泉輝に恐怖しますが、心の声とは裏腹に優しくする泉輝を徹は受け入れました。
ある日、ホストクラブにSMクラブの社長が客としてやって来ます。
泉輝の過激な性癖を満足させたいと思った徹はSMクラブに連れて行ってもらうことに。
そこで店に来ていた泉輝と鉢合わせしてしまいます。
泉輝は徹を大事に思うからこそ「好奇心で来たのなら帰ってくれ」と言います。
徹は自分の秘密と、泉輝のためにマゾヒストになろうと決心したことを話します。
「大丈夫かどうか、一時間だけ試す」そう言って泉輝は徹に目隠しをしました。
そして一時間後、徹の思いを確かめ抱きしめた泉輝の顔に浮かんでいたのは深い安堵でした。
泉輝は一つだけお願いがある、とチョーカーを付けてくれるように頼みます。
相手がいる証として悪い虫がつかないようにしたいのかもしれません。
チョーカーというのが、何とも泉輝らしいなと思います。
ポッキーゲームでハイレベルなお仕置き!?
ある日ホストクラブに仕事仲間とやってきた泉輝に徹は驚きます。
働いているところを見せたくなかった徹は動揺を隠せません。
一方の泉輝は、お願いを守って職場でもチョーカーを付けてくれていることに嬉しそうです。
そんな中、徹は王様ゲームで女性とポッキーゲームをすることに。
泉輝の目の前だけど、これは仕方ない状況なのでは?と泉輝を横目で見ます。
するとハイレベルなお仕置きの映像が見えました。
焦った徹は、自分にはご主人様がいる、と公言して相手の女性から断らせることで、事なきを得ます。
泉輝と一緒に帰る徹は、これからお尻が死ぬレベルの罰を受けるのか?と戦々恐々としていました。
しかし、泉輝は徹が自分のものだと断言したことが嬉しかったようで、ご褒美をあげる、と自分の家に誘います。
ご褒美エッチの最中に聞こえてくる泉輝の心の声に、変態みたい、と思いながらもやってみたい、苛められたいと思うようになる徹。
泉輝の調教が良かったのか、徹は本格的にマゾに目覚め始めたようです。
乱暴にされることを期待していたような言葉から見ても、完全に目覚め始めていますね。
男性客に人気な徹に魔の手が
ゲイだという噂が流れているのか、徹を指名する男性客が増えるようになりました。
特に野田という男性客はよく来ている様子で、この日も徹が相手をしていました。
ちょうど同じころ、徹の様子を見に泉輝が店にやってきます。
徹の同僚からいろいろと話を聞いた泉輝は、徹が男性客に人気と聞いてものすごく気になってしまいます。
酔いすぎてフラフラな徹がトイレで休んでいると、そこに追いかけてきた野田がやってきます。
抵抗する間もなく拘束されてしまった徹に、強引に迫る野田。
そこにブチ切れた泉輝が駆けつけて、野田を殴り倒します。
そのあまりのキレっぷりは、駆けつけた同僚が「うちで殺人事件はダメ‼」と言うほどでした。
顔が真っ黒に塗りつぶされていて見えないのですが、よっぽどヤバい顔をしていたのでしょうか。
その後ホストもやめて、無職になり、クレカの支払いに悩む徹に、泉輝が一緒に住まないかと提案しました。
さらに毎朝一緒にゴロゴロして一日中立ち上がれないようにしてあげる、と囁きます。
徹は赤面した顔でこれからよろしくお願いします、と答えました。
その後のちょっとした変化
同僚と飲みに来た徹。
なんと亀甲縛りをされたまま来ていたようで、めちゃめちゃ怒られたようです。
この時徹は、バレたらどれだけ恥ずかしいか妄想していたようです。
着実に変態の道を歩んでいますね。
エッチの最中、お尻を叩かれることはまだ慣れないみたいですが、その胸にはピアスが。
泉輝の念願だった胸ピアスをいつの間にか開けていたようなので、徹が折れたのでしょうか。
もしくは、調教の成果が出ているのか・・・。
真相はわかりませんが、兎にも角にも幸せそうです。
そして、2人一緒にお風呂でイチャイチャするシーンで物語は終わります。
歌舞伎町バッドトリップ1巻の感想まとめ
SMと聞いたら、痛いのかな?と心配してしまいますが、この作品は血が出るようなものなどハードなプレイはないため、ソフトなSMとなっています。
終始、主人公たちの間には愛があって、無理やりなどもないためニヤニヤしつつ安心して読めると思います。
とにかく泉輝が色っぽく、時折見せる怪しい雰囲気、雄のような顔がたまらないですね。
受けの徹は元々Mではないのですが、泉輝のためにMになっていこうと努力するところが健気でかわいいです。
泉輝は今まで性癖のせいで振られ続けてきたようですが、お互いに尊重して愛し合える徹のような相手と巡り合えて本当によかったな、と思いました。
また、心を読めるという設定ならではの、実際の言葉と心の声を織り交ぜた演出は絶妙でした。
個人的なツボは、序盤で二人がぶつかったシーンでのコンビニ店員の顔です。
是非チェックしてみてください!
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