夏野寛子先生の「25時、赤坂で」の2巻が発売されました!
「このBLがやばい!2021年度版」でも5位になった人気の作品ですね!
「25時、赤坂で」は超人気俳優の羽山麻水と新人俳優でブレイク中の白崎由岐のドラマチックラブストーリーです。
幸せな二人の姿をたっぷり堪能できた前の巻はとても良かったです。
両想いになった二人のその後がどうなったのか気になりますよね!
こちらの記事では「25時、赤坂でのネタバレや感想が気になる」という方に向けて内容をご紹介していきますね。
25時、赤坂で2巻のあらすじやポイント
さて、前回ラブラブで終わった2人ですが、もしかしてあのあと結局破局してしまったの?
いえ、そんなことはありません。
相変わらず2人はラブラブです。
でも、俳優としては大きな事件がありました。
どんな内容で、そのことによって彼らがどうなってしまうのかみていきましょう!
25時、赤坂で2巻のネタバレと感想
それでは、ネタバレに入っていきたいと思います。
共演作は影響が大きすぎてまさかの映画化
共演作である「昼のゆめ」が大ヒットしたことで、新人だった由岐はブレイク中。
もちろん、超人気俳優である麻水も忙しい。
なかなか会えない2人ですが、それでも何とか時間を作り会うたびに体を重ね寝不足のまま現場に行く日々を過ごしていました。
また共演できたらずっと一緒にいられる。
そう漏らした由岐だったが、それが現実となってしまいます。
なんと、「昼のゆめ」が映画かされることになったのです。
しかも、ベッドシーンが入る過激な内容。
内容はともかく、麻水と芝居できることが嬉しくて仕方ない由岐。
可愛くて仕方ないです。
映画には新しいキャスト山瀬一真が登場
映画版には由岐を好きな幼馴染役で山瀬一真が出演することになります。
一真は舞台を中心に活躍している俳優です。
今回はキャスト全員同じ旅館に泊まるため、由岐は読み合わせと言って麻水の部屋に行こうとしますが、間違えて一真の部屋に行ってしまいます。
焦る由岐は体勢を崩し、そのまま一真に抱きとめられるのですが、運悪く麻水が見てしまいます。
麻水は思わず自分の方へ由岐を引っ張りそのまま麻水の部屋に入ります。
その様子に一真は麻水にしては珍しい表情だったと思います。
一真の持論は演技とはで本人の特性や感情が引っ張られるもの、だからこそ共演する由岐の良い顔を見てみたくなると言います。
一方由岐は麻水とのベッドシーンを演じた後に感情が溢れそうになるので撮影が終わるまで抱きあうのは禁止だと言い始めます。
由岐の言う事が理解できないまま了承する麻水。
集まって話している時共演者たちに対し、一真は役と現実がごちゃまぜになることはないかと訊ねます。
麻水はただ演じるだけだと言います。
そんな麻水と由岐のシーンを見て、触発された一真は由岐に自分とも同じような演技をしろと迫ります。
撮影中でもとにかくイチャイチャしているので、バレないのか心配ですが、一真はなんとなく気付いている雰囲気を出してます。
演技と現実の境界線
演技をする上で感情に引っ張られることはないと言った麻水ですが、由岐とのクライマックスシーンになった時、はじめてその瞬間がやってきます。
一真の提案で麻水と由岐のシーンが急に変わることになりますが、問題ないと言い撮り始めます。
カメラが回る前に、由岐がもうこれで麻水が演じる役とはお別れだ、と言います。
カメラが回り始めた瞬間、麻水の中で感情が膨れ上がり、大粒の涙が零れていきます。
演技ではない、何か。
現場が固唾を飲む中、泣く麻水を抱き締め由岐は演技を続けます。
結果、監督も麻水がこんな演技をするなんてと驚くほどの素晴らしいシーンができあがりました。
無事撮影が終わり、一真は麻水に実は麻水が好きなのではないかと由岐に指摘されたと言います。
驚く麻水でしたが、実際のところはどうかはわからないが一真は麻水の作品を結構見ていたことを告げます。
そこに由岐が現れます。
麻水は由岐と出会う前なら、抱いていたかもと笑い一真を怒らせ由岐を焦らせます。
そしてその後、麻水と由岐は今まで我慢していたからと言って抱きあいます。
映画の評判も良く、映画賞では主演俳優賞と新人賞を獲り、後は作品賞を待つシーンで微笑んだところで終わります。
2人はどこまでもイチャついているのでいいのですが、ドラマから継続で出ている他の出演者と一真が仲良くしているのが気になりました。
25時、赤坂で2巻の感想まとめ
最後までラブラブで終わりました。
当て馬にもならない一真が可愛かったです。
くっつくまではなかなか抱いてもらえなくて、麻水に文句を言っていた由岐でしたが、付き合い始めたらタガが外れたのかシまくる2人。
とにかく互いに想い合い、ラブラブということがよくわかった巻でした。
元々演技力がある2人という設定なので、演技に対して悩むこともあまりない。
ただ、今回は今まで「嫉妬」がよくわからなかった麻水が自分では気付かない内に嫉妬しているのが良かったです。
そして麻水は由岐と一緒にいることでどんどん欲が出てきたことを実感する巻でもありました。
夏野先生は繊細な線で描かれるのですが、特に感情を映し出す瞳が本当に綺麗なんです。
2巻とありますが、3巻への引きなどは特になく綺麗にまとまっています。
現在も連載中ですので、3巻発売が楽しみです!
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